Effect of Foods

食材の効能

バナナ

食材の効能バナナ

≪止咳平喘の食材≫
咳や喘息を軽減する作用がある食材。

■ 味甘、性寒、肺・大腸経

バナナは、戦後一時一般庶民の手が届かないほど高価で、、サラリーマンの平均月収が一万円弱の時代に一房(6本)250円ほどしたといいます。
贈答用、料亭、ホテルなどで利用される憧れのトロピカルフルーツでした。

その後、どんどん安くなり誰でも食べられるようになると飽きられて、すっかりありがたみがなくなっていましたが、平成に入ってからは、その栄養や食効が注目され、高級バナナに人気が集まるなどして復権を果たしています。

包丁や食器を使わなくても食べられ、値段も手ごろ。
栄養があるのにカロリーはおにぎり一個よりバナナ一本の方が低く、便通を良くする効果もあるのでダイエットにも役立ちます。
なんといっても、見た目にかわいいですよね。

バナナには熱を取り肺を潤す効果があるので、空咳や、痰が少なくて吐き出しにくい、喉や鼻が乾燥する、などの症状を改善します。
また、便通が良くない人は、空腹時に1?2本のバナナを食べるようにしてみてください。
バナナに豊富に含まれる難消化性デンプンが小腸では吸収されずに大腸まで届き乳酸菌などの善玉菌の栄養となってその働きを助けます。
難消化性デンプンは、血糖値の上昇を抑制する作用、血中脂質を低下させる作用など食物繊維に似た働きをします。

昭和三十年代を生きていた人であれば、病気の時は特別にバナナを食べさせてもらったという思い出があるかもしれません。
バナナには滋養があると、病人のお見舞いにバナナを持っていく習慣もありました。
免疫力増強効果がありますし、冷ます効果があるので発熱をしている場合は理にかなったことかもしれません。

ただし、気を付けなければならないのは下痢をしているときには食べてはいけないということ。
病人食のイメージで、なんとなく下痢をしているときにも食べてしまいますが逆効果。
食物繊維が豊富で通便効果のあるバナナは下痢を悪化させるおそれがあります。

また南国のフルーツらしく寒性です。
身体を冷やす働きがあることにも気を付けなくてはいけません。冷えのある人は多食を避けてください。
バナナと相性のよいスパイスにシナモンがありますが、シナモンを漢方薬ではケイヒと呼び多くの処方に配合される生薬でもあります。ケイヒの性は温ですから、バナナと組み合わせることによって寒の性質を中和することができます。

食材の紹介

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